ヨーロッパに移住して、丸11年が経とうとしています。
いまでこそ、心から住んでいる街が好きだと言えるし、
年に二度はイタリアと日本を往復するライフスタイルを確立しています。
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地中海で家族と過ごす週末
5月に入ったイタリア。
肌寒く悪天候な週末が続いていたけれど、先週末はやっと天気に恵まれました!
このまま暑くなっていけば、月末にはビーチに遊びに行きます☺
私の町は、内陸で海から遠い場所に住んでいます。
2年前に海に近い町に不動産を購入したので、土曜日の朝の天候や子どもたちの体調次第で、気ままに決められるようになりました。
平日は都市部の街で充実したサービスや幼児教育の恩恵を受け、
週末は毎週ビーチに通い子ども達の喜ぶ顔を一日中見ている、デュアルライフを送っています。
真夏の地中海で感じた、湧きあがるような心地よさ
さかのぼること15年前。
24歳の夏にフランスとスペインの国境の辺りでバカンスを過ごしました。
一人旅のための航空券を買った時点では、
あの場所に足を運ぶことが、恋愛の悩みを解決してくれると淡い期待を寄せていました。
現地に着いてからは、海岸沿いを散歩しながら、青い海を背景に白く輝く家が並ぶ風光明媚な街並みに心を奪われました。
そして、太陽が豊富に降りそそぐ空気のなかにいることに、体の内側の下のほうから湧きあがるような心地よさを覚え、翌年の夏にも戻ることにしました。
私とイタリアの出会い
私が初めてイタリアを訪れたのは、24歳の夏の地中海旅行からさらに5年さかのぼった夏のこと。
学生の身で親に海外旅行に連れていってもらえたのは、恵まれた環境でした。
ところが若かった私は、いい感じだった彼のことで頭がいっぱい!
「このタイミングで2週間も日本を離れて、会えなくなるなんて」
と不安でしかなかった、恋愛体質のティーンエイジャー。
それでも、暑さと過ごしやすさが共存する夏の地中海の心地よさは、
自分が自覚している以上に体が記憶していました。
星の導きによって「ヨーロッパがいい」と告げられたので直観に従って行動した24歳の夏、
私の人生の新たな扉が開きました。
体が心地よいと感じる場所と、頭が住みたいと思う場所
ただ、私の頭と体は初めから一致していたのではありませんでした。
頭は、もっと北の方角に意識を向けていました。
実際に24歳のスペイン旅行の前後に数回、北ヨーロッパにも行きました。
私が初めて住んだ外国も、イギリスでした。
ところが、在住2年目で、原因不明の皮膚のトラブルに悩まされました。
当時は一年の四分の一くらいはイタリアに滞在していて、イギリスと行き来していたのですが、
炎症はイタリアに着いた瞬間に治まり、イギリスに戻った瞬間に再発を繰り返していました。
あの頃は理由がわからなかったし、頭ではイギリスに住み続けたいと思っていました。
一方、私の体は、別の場所に心地よさを感じていたのでしょう。
願望の現実化のパワーを上げる方法
「思考は現実化する」といいますが、私が身をもって体験したことは、
思考よりもっと深い部分で感じることは、より現実化しやすいということでした。
ありのままの私で今を心地よく過ごすことができれば、大抵のことは大丈夫。
まだ実体験がないことをイメージするのが得意な人は話は別。
でも私の場合は、実際に見たことがないものは現実化するのは難しいです。
足を運んで、目で見て体で感じること、
それが物理的に不可能な場合でも、リアルに想像できるレベルまで知ることで、
願望は現実化に近づいていきますよ。
このフェーズにたどり着くまでに、
たくさん葛藤してきたし辛い時期も過ごしてきました。